します。ここに、私は非常に多くの研究といっそうの努力の余地があると思います。近いうちに、われわれはこの問題の答えを見出すでしょう。その問、人口問題が最も悪化している国では、人口増加率の減少を助けるために既知の方法を用い続けて行かなければなりません。
これは、ほんの一例にすぎませんが、あなたが先ほど言われたように、国連はこの問題を人々に気づかせ、三つのレベル、すなわち国際、国家、個人レベルにおいて処置を搆じる必要のあることを理解させる资任があるでしょう。その時こそ、われわれは世界レべルでと同時に、例えばィンドに限って国家的および個別的レべルで、長期的活動計画を長期にわたって促進することができます。
例えば、われわれはいくつもの国連使節団をィンドに派遣して家族計画案を研究させております。なお、計画案の改善を検討するために討議会も開いてきました。もちろん、国連では、もしどこかの国がこの部門でわれわれの援助を求めていれば、いつでもそれを与える用意ができています。他方、家族計画を国に強制したり、どうすべきだと命令したりするのは国連の目的ではありません。そんなことをするのは非生産的な方法だからです。
問題を「成長の限界」と制限された資源の問題に切リかえるとして、あなたは未来の資源欠乏を考盧に入れた場合、富める国,すなわち地球の貴重な資源を最も大量に使い果たす国々と、開発国の間に衝突が生ずるとお考えではあリませんか。一九七三年の暮れに起きた石油危機は、やがてくる運命の小型版かもしれません。
私は、反対に開発途上国が彼等の資源に依存している先進国とその資源を共用するのにたいへんよい機会に出会うだろう、いや出会っていると思います。このことは石油闘争を通してはっきりわかります。しかしながら、私はあなたの質問が示すような型の紛争は結局は起こらないと思います。
しかし、貧困で未開発の南半球が、世界の人口の六バーセントしかない米国がわれわれ全部のものであるはずのこの惑星の天然资源の四十バーセントを使い果たしている状況について嫌気がさしてしまうことはごく当然のように思います。ところで、ョーロッバでも同じことが進行しています。