のまま収録しておいた。この種の問題に関する中国の公式見解は、本書のよぅな害物から全く除外する には、何と言ってもあまりにも重要過ぎるからである。ハーグ駐在のキューバ大使もまた協力を拒んだ。私は、一九六〇年にハバナで、フィデル・カストロのキッシンジャ|ともいぅべきラファェル・ロドリゲスに会ったことがある。その時私は、彼こそはこのキユーバの指導者の側近の中でも中心人物の一人である、といぅ印象を受けた。そんなわけで、私は本軎の中にロドリゲスの見解をも、何としても 含めたかったのだが。
私は多年にわたってインドネシアでジャーナリストとしての生活を送り、インドネシアおよびスカ ルノに関するニ冊の辑物を、一九六八年と一九七三年に出版したことがある。したがって、世界におけ る五番目の大国であるインドネシアの人口- -この国の人口は一億ニ千五百万に達し、中国、 インド、 ソ連、アメリカに次ぐ- -および未来の問題に関する見解を、是非とも本丧に収録したかった。 しかし ながら、私は上記の著宙の中で、CIA の助けを借りた不法なクーデターによって一九六五年にスカル ノを追放した右翼の軍人達をロをきわめて非難し
ているために、ジャカルタ行きのビザの発給を再三拒 否され、現政権にとって好ましくない人物のブラック・リストのトップに載っていると告げられた。こ の特別な名誉のおかげで、私は、インドネシアに行って本甯のために何人かのインドネシア人の見解を 収録することができなかったのである。
ハーグのインド大使館およびソ連大使館には、いくつかの対談の手配に助力していただいたことにつ いて、とりわけ感謝したい。東京では、本爯の第ー卷の日本版の監訳者である東京大学の公文俊平助教き 授から、多大の货重な助言をいただいた。モスクヮで、ソ連の科学者連との対談を準備するにあたって非常なお世話になったrノーヴォスチ』通信社のタマラ・ シャフマザロヴァとヴラジーミル・ モルチャ ノフの両氏に、感謝したい。ソ速での対談は全てロシア語で行なわれ、テープに録音された。その後そ